本人訴訟日記(以前→過払い金請求日記) -3ページ目

第9回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容

第9回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容


1/23(土)第9回読書会 第一部を15:00~18:00で実施しました。

参加者は4名です。

今回は中学3年生(常連者)と中学1年生の2名が参加してくれました。

課題図書は『桜の森の満開の下』(坂口安吾著)です。
桜の森の満開の下/坂口 安吾
¥価格不明
Amazon.co.jp

(実際には、青空文庫で無料閲覧することができます。)

まず、読んでもらった感想を簡単に述べてもらいました。

■日本人は何で花というと桜なのか?文章自体に妖艶な雰囲気があった。作者は何でこの話を書いたのだろう?

■7人の女性と結婚していたのか?8人も女房を持つことがこのときは許されていたのか?男が最後になぜ消えたのか?読めない字が多かった。

■最後に女房を殺したのは納得がいった。

■仏教思想を描いているのだと思った。単純に面白いと思った。




キャラクター分析です。



1.山賊








2. 8人目の女房











テーマ分析です。











疑問点です。








最後に読書会の感想を述べてもらいました。

■この本について、これだけ詳しく読書会で扱った中3生は日本で自分だけだと思う。

■途中から眠くなってきた。自分の考えと違う意見が聞けたのが楽しかった。中1でこの題材を3時間もやった人は日本にいないと思う。

■自分だけで読んだのでは出てこない考え方が知れるのは本当に面白い。仏教の話と結びつくなんて、、、事前に知識を持っているといろいろな角度から作品を見ることができるので良いと思った。

■今回の読書会は学生2名VS大人2名というのが刺激的で良かった。

第8回 大人と子どもの交流読書会 第二部 内容

第8回 大人と子どもの交流読書会 第二部 内容






12/20(日) 第8回2部読書会(書籍紹介型)を14:30~16:30で実施しました。

参加メンバーは5名

今回も常連メンバーなので、自己紹介は割愛です。

近況報告を各自にしてもらいました。


ここから本日の書籍紹介です。

今回、紹介型でもマッピングを導入してみました。

■数の悪魔

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜/ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー
¥1,728
Amazon.co.jp




(主催者コメント)

自然界の法則を数学の概念でわかりやすく説明している本なんですね。
これなら数学が好きになれるかも。



■レヴィナスと愛の現象学

レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)/内田 樹
¥810
Amazon.co.jp




(主催者コメント)

いかに自分が本の内容を理解できているかを、プレゼンテーションがうまくできているかで判断するという姿勢に感嘆します。



■ブッタとシッタカブッタ2

ブッタとシッタカブッタ〈2〉そのまんまでいいよ/小泉 吉宏
¥1,026
Amazon.co.jp




(主催者コメント)

そのままの自分を受け入れることはとっても大切だと思いました。
生きにくい世の中ならできるだけ生きやすい環境の中で暮らしていきましょう。



■イティハーサ

イティハーサ 全7巻/水樹 和佳子
¥6,199
Amazon.co.jp




(主催者コメント)
この漫画は面白いです。宇宙の意志に触れることができるかも。


■人を動かす

人を動かす 新装版/デール カーネギー
¥1,620
Amazon.co.jp




(主催者コメント)

ビジネスの世界で生きる人の啓蒙書としては名著です。これ一冊に書いてあることを体現できれば他の啓蒙書はいりませんね。




最後に、今回の読書会の感想を述べてもらいました。

■神、思想の話はかなり重かった。
疲れた。
考えさせるような感じの読書会だった。

■数学、ココロ、人とどう接するかというテーマは好きで面白かったが、自分の経験や情報をあまり関連づけて話せなかった。
もっと知識を吸収して普段から深く考えていくことが必要だと思った。

■仕事柄、「数の悪魔」を読んでみたいと思った。
学生の人の意見は役に立った。
形のないものの話は疲れたけれども楽しかった。

■マッピングの書記係をやったが、このやり方がみんなの話を理解するのに自分には合っていて頭に入りやすかった。



【主催者から】

今回の読書会も時間延長となり2時間30分の実施となりました。

回を重ねるごとに、内容に深さが増しているように思えました。

来年は、日曜日の朝・昼から土曜日の夕・夜へと読書会を変更する予定です。

今年1年、読書会に参加いただいた方々、本当にありがとうございました。

また読書会記事のブログをご覧いただいていた方、本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。

第8回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容

第8回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容


12/20(日)第8回読書会 第一部を10:00~13:00で実施しました。

参加者は3名です。

今回は中学3年生(常連者)が1名参加してくれました。

課題図書は『一房の葡萄』(有島武郎著)です。

一房の葡萄 他四篇 (岩波文庫)/有島 武郎
¥432
Amazon.co.jp

(実際には、青空文庫で無料閲覧することができます。)

まず、読んでもらった感想を簡単に述べてもらいました。

■昔の作品だからか風景描写が綺麗で素敵。
先生はどんな手を使ってジムに対応したのか?
昔はこんな先生がいっぱいいたのではないか?
ibマッピングをしていると、こんな先生がもっと増えればいいなと思う。

■良い話だなと思った。


キャラクター分析です。

前回から導入を始めたマッピングを行っていきます。

1.僕





2.若い女の先生







テーマ分析です。










疑問点です。







最後に読書会の感想を述べてもらいました。

■まさかの展開で、自分一人では考えられないような話が出てきた。
美しい子供の作品の中にドロドロしたものが含まれているのか?
ドロドロだが、美しく作品として仕上げる浄化の仕方は美しい。
嫌な作品として印象に残ると思ったが、そうならなかった。

■有島武郎が何を考えて書いていたのかがとても気になるので、他の作品も読んでみたいと思った。

■書かれている表現の比喩を別角度から疑ってみるのが面白いと思った。
作者の来歴を知っておくと想像が膨らむので良いと思う。





次回は、青空文庫の「桜の森の満開の下」(坂口安吾著)を扱う予定です。

第7回 大人と子どもの交流読書会 第二部 内容

第7回 大人と子どもの交流読書会 第二部 内容






11/29(日) 第7回2部読書会(書籍紹介型)を14:30~16:30で実施しました。

参加メンバーは3名(うち1名はオブザーバーとして参加)。

今回も常連メンバーなので、自己紹介は割愛です。




ここから本日の書籍紹介です。


■『ひとさじのはちみつ』(前田京子著)

ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵/前田 京子
¥1,404
Amazon.co.jp

同じ著者で『お風呂の愉しみ』が有名。手作り石鹸を紹介したり、ナチュラルボディケアーブームの先駆けと言われている人である。

はちみつのことが書かれている実用本+エッセイ。

はちみつで歯を磨く、はちみつで手作りイオン飲料を作る、傷にはちみつを塗る、抗生物質が効かない耐性菌に対してのはちみつ効果、はちみつ目薬、はちみつ胃薬など、メディカルはちみつとしての紹介が多数されている。

はちみつの効能は昔から言われているが、実際に自分で試してみて良かったものを紹介している。





■『ビジネスで使いこなす 入門 定量分析』(中村力著)

ビジネスで使いこなす 入門 定量分析 意思決定力を高めるスキル/中村 力
¥1,944
Amazon.co.jp

ビジネス数検の1級を受検するため手にした本。数学が将来にどんな役に立つのかをビジネスの世界を例に子供たちに紹介できないかと考えた。3級・2級(数検準2級程度:高1生)は論理的に考えれば合格できたが、1級の問題は一定の知識がないと解けないと思った。

数学を用いてて計算して定量分析する方法を紹介している。市場のシェア計算、顧客単価計算、顧客満足度計算、粗利益率計算、価 格弾力性計算、商品ロス率計算、商品回転率計算、安全余裕度計算、正味現在価値計算、自己資本比率計算、総資産利益率計算、自己資本利益率計算、株価収益 率計算、株価純資産倍率計算、
損益分岐点計算など。
事例を用いながら、事例に最も適合する計算方法を紹介。問題も少ないながら掲載されている。

ビジネス数検1級取得のための参考書。数学をビジネスの世界で どう使っているかの事例を知ることができる。数学の分析方法を様々な局面で学べる。検定用の参考書というよりも読み物としての体裁が強い。数学嫌いの人に は勧められないが、やっている数学はできるがちょっとつまらないなと思っている人には良いかも。

現状認識、問題発見をつかさどる「把握力」。定量分析、定性分析に発展させる「分析力」。意思決定、状況判断を研ぎ澄ませる 「選択力」。シナリオプランニング、シミュレーション能力を磨く「予測力」。プレゼンテーション能力や図解力を発揮する「表現力」をビジネス数検では測定 できます。
5つの力」を測定することで、自分の数理的な能力の強みや弱みを認識し、ビジネスパーソンとしてさらに活躍するには、どのようなスキルを磨けばよいのかを考えるための学習指針となります。




【読書会の感想】

「数学の本は本屋さんで目にも入らないものだけれど、こうして紹介してもらうと、ちょっと面白そうと興味を惹かれて楽しい。」

「はちみつ効能がこれほどあるとは驚きだった。」







今後の紹介型読書会について、どのようなものにしていったらよいかを皆さんに聞いてみました。

■日曜日から土曜日の午後から夜にシフトするのはどうかということについて、賛成をいただきました。来年より土曜日に変更するかどうか検討することにしました。

■紹介する本のジャンルを限定するのはどうか?例えば、「海」というテーマでの紹介など。

ドレスコードの導入はどうか?例えば、「青色」のものを身に着けて参加してもらうとか。

■紹介する本の表紙を自分なりに絵でイメージ化して書いてもらう。

■紹介したい本ではなくて、「嫌いな本」を紹介してもらう。

■本の紹介ではなく、著者の紹介をしてもらう。

ルーレットゲームを導入して、本の紹介にゲーム的要素を入れる。

上記のような提案が出てきましたので、一ひねりを加えた紹介型読書会を来年は検討していこうと思います。




※紹介型読書会も、課題図書型同様にマッピングを使いたいかなと思いました。

真ん中に本の題名を入れて、

■読むきっかけ
■本の内容
■感銘を受けたところ
■テーマ

などを書いていく形にしようかと思います。

他の参加者も写メれば後で興味を引いて読むことが出来るかも知れないですしね。

第7回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容

第7回 大人と子どもの交流読書会 第一部 内容


11/29(日)第7回読書会 第一部を10:00~13:00で実施しました。

参加者は3名です。

今回は中学3年生が1名参加してくれました。

課題図書は『楢山節考』(深沢七郎著)です。

楢山節考 (新潮文庫)/深沢 七郎
¥464
Amazon.co.jp

まずは自己紹介+近況報告。

続いて、各人から読んでもらった感想を簡単に話してもらいました。

「今までの課題図書のうちで、一番好きな本だった。一枚の絵を見ているようで、美しく感じた。」

「おりんがいなくなった後の辰平一家がとても心配。」

「今の日本に当てはまる話ではないか。少子高齢化の社会を今後どうするのかを考えさせてくれた。」


いつものようにキャラクター分析から入りましたが、今回は少し趣向を凝らして、ホワイトボードを使ってマッピングをしてみました。

こうした方が視覚に訴えるのでわかりやすいかなと思います。

4項目についてのマッピング図が以下です。

【おりんのキャラクター分析図】

おりん


【辰平のキャラクター分析図】

辰平


【テーマ分析図】

テーマ


【その他の分析図】

その他


今回参加してみての皆さんの感想としては、

「ホワイトボードに書いていく形式は良かった。一見すると全然関係のないことが後で結びついていくのがわかる。今回の本はかなり好きな部類に入る。無駄な文がなく、心情を理解するのに、全ての文が過不足なく役立っている感じがする。」

「同じものを読んでも解釈が人によって違うのは本当に面白い。冗談半分で、殺人一家なんて言っちゃえるのもいいかも。嫌いなキャラクターをさらに貶めて嫌いになっていくという設定を考えるのも面白かった。」

「マッピングを読書会に導入することで、人の発言を書く手間が省けたために、聞きもらしがなくなった。ただ、ホワイトボードに書く書記は逆に大変だ。ボードの導入で、落ち着いて人の話が聞けるのが良い。」

姥捨て山は実在したのか?

この点について、参加者の方々が疑問に感じていたので、少し調べてみました。

⇒姥捨て山は、長野県の千曲市にある。
⇒姥捨ての記録はない。説話としては、平安時代の大和物語が初出のものとなっている。中心になる話の形は2つある。

 ある国の殿様が、年老いて働けなくなった者を不要として山に遺棄するようにというお触れを出 す。ある家でもお触れに逆らえず泣く泣く老親を山に捨てようとするが、結局捨てることができず、密かに家の床下にかくまう。しばらくの後、隣国からいくつ かの難題が出され、解けなければ国を攻め滅ぼすと脅されるが、 それらの難題を老親の知恵によって見事に解き、隣国を退散させる。老人には長い人生の中で培われた知恵があり、それが粗末にできぬものであることを知った殿様は、お触れを撤回し、老人を大切にするようになった。

 

遠野地方で、実在していたという話がある。


昔、遠野では食い扶持を減らすため、60歳を越えた老人はこのデンデラ野へ追いやる習慣があった。
デンデラ野は墓場であり、ここに追いやられた老人は、生きていても「墓に入った故人」として扱われる。

 

しかし、老人はそのまま荒野で死んでしまうわけではない。

 

デンデラ野にはいくつかの小屋や藁ぶきの寝床があり、日中は墓立ちと称して里へ下って農作業手伝う。そして、夜になると墓へ(山へ)戻るという生活を送り、この山の一角でゆっくりと、静かに死を待っていたと言う。


wikiから参照しました。