突然の電話
【スタッフ】
■あたし=金田誠(かねだまこと)
■山下=某塾の教室長(あたしの元いた塾の後輩)
■清水さん=某塾の本体のお偉いさん(この人が笑みをたたえるとき何かある!)
■三宅=某塾の教室長(おかま疑惑あり。あたしが担当する教室の室長)
■川崎=専任社員(髭面。最高齢の50歳。どうしようもない。。。)
■軍司=専任社員(坊主頭。若い)
■森下=講師(理系。超高学歴。ネクタイしろよっ)
■佐久間=講師(理系。大学院生)
■今野=講師(唯一の女性。筋肉質)
■橋本=中途専任社員(経歴・学歴・面接問題なしだったのだが。。。)
■高橋=中途専任社員(50歳のご高齢。子供3人)
■宮野=講師(理系。ミニ森下)
【生徒】
●坂本家=4人家族で姉弟。家族全員書類嫌い
●勅使河原=中3女子生徒。誰も捕まえられない。。。
●伊能姉妹=お得意様♪すぐお腹が痛くなる。。。
●まさる=小6男子。日課はパンツ見せ
●鈴木=中3女子。親子ともども豪快
●小笠原=高3男子。辛辣だが、ボーカリストで人気あるらしい
●仁科=高3男子。人の脳みそで相撲をとる
●坂井=小6受験科男子。お調子者
●山田=中3男子。おばかだがいい奴
●五十嵐=中3女子。うるさいがいい奴
●大沢=高2女子。なにごともスローペース・マイペース
着信!「おっ!久しぶりの山下からだ」
「はいは~い、もしもしぃ~」
「あ~お久しぶりです。山下です。今何してるんですか??」
「何もぉ~」
「え!何もしてないんですか??だって、漁師になるって言って辞めたって。。。」
「あはは。んなわけないじゃん。そーいわないとあそこの会社辞めさせてくんないから」
そう、あたし(誠)は中堅塾を辞めてぷらぷらのぷ~太郎。いくばくかの退職金とネットでのクリック保証で食いつなぐおじさんニート。そんなあたしに昔の塾の後輩から電話がかかってきたのだ。
「どうするんですか?これから」
「あ~とりあえず一億稼ぐから」
「!?意味わかんないからっ。今度会って飲みましょうよ。色々ききたいこともあるし」
「いいよ~で、そっちはどうなの?なんかまた塾に入ったって聞いたけど」
「まだそこにいますよ。でちょっと会ってほしい人がいるんですけど」
むむ。。なにやら怪しげな展開。
「会ってほしい人??誰それ?」
「かなり偉い人なんですけどね」
かなり偉い??つーと政治家?芸能人か?まてよ、宗教勧誘??
「あ!うちの会社の上司ですけど」
「な~んだ。山下の塾の上司。。。えー!!なんで塾の人とあたしが会わなくちゃいけないの??俺もう絶対塾には入らないよ」
「って言うと思ったよ。全然塾に入る気ないですか?」
「ないない。だって俺教えるの嫌いだもん!!」
「じゃあ、どうして今まで塾講師やってたの??」
「えーやることなかったから、そこに就職しちゃったみたいな。で、やってみてあー教えるのってめんどくせえ。いやだって開眼!?」
「。。。そうですか。。。まあ、とりあえず話しだけでもきいてみてくださいよ」
ということで話だけでも聞くことに。